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乳腺外科


部長 君塚 圭

現時点で最良な乳がんの診断から治療までを当センター内のチーム医療で完結させる。

部長 君塚 圭
乳腺外科では、乳房や脇の下のしこりや痛み、違和感、乳房の皮膚のひきつれ、乳頭からの分泌物などの症状や、乳がん検診で精査が必要となった患者さまを対象に乳がんの診断、治療を行います。また、乳がん以外にも、葉状腫瘍や線維腺腫、乳管内乳頭腫などの腫瘤性病変、乳腺炎や乳輪下膿瘍などの感染性病変も診断、治療しています。

ご挨拶

乳がんは2011年の統計では、毎年約7万人以上に発症し、一生涯のうちに日本人女性の12人に1人が乳がんに罹患すると報告されています。乳がん罹患率は年々上昇しており、春日部市立医療センターにおける手術数も2013年度には85例を数え年々増加傾向にあります。

乳がん診療は、外科専門領域の一つとして現在までも行ってまいりましたが、患者さんによりわかりやすい形で医療を提供したいと考え、2014年7月より乳腺外科を標榜することにしました。

当科では春日部市民や近隣にお住まいの乳がん患者様が、遠方に行かなくても地元で標準的な治療を受けられることを目標にしています。

診療科の紹介

当科では乳房や脇の下のしこり、皮膚のひきつれ、乳頭からの分泌物などの症状や、乳がん検診で精査が必要となった患者様に、乳がんの診断、治療を行います。当科の特徴は、標準治療(現時点での最良の治療)が、すべてセンター内で完結できる点です。乳房温存手術、センチネルリンパ節生検術はもとより、形成外科と連携する乳房再建術も可能です。化学療法、ホルモン治療、分子標的治療、緩和治療にも対応。乳がん治療は多岐にわたるため、放射線科など他の診療科や看護師などと連携し、チームで患者様をサポートいたします。

取扱う主な疾患

乳癌(原発性乳がんの手術数は毎年約80例)、葉状腫瘍、線維腺腫、乳管内乳頭腫、乳腺炎、乳輪下膿瘍など。

認定施設

  • 日本外科学会専門医修練施設
  • 日本乳癌学会認定施設

スタッフ紹介

診療科責任者

外科部長 君塚 圭
  • 日本外科学会認定外科専門医
  • 日本消化器外科学会認定消化器外科専門医
  • 日本乳癌学会認定乳腺専門医
  • 日本乳癌学会認定乳腺指導医
  • 検診マンモグラフィー読影認定医(AS)
  • がん治療認定医
  • 緩和ケア研修会受講

スタッフ

外科医師 杉山 順子
  • 日本外科学会認定外科専門医
  • 日本消化器外科学会認定消化器外科専門医
  • 日本乳癌学会認定乳腺専門医
  • 検診マンモグラフィー読影認定医(AS)
  • がん治療認定医
  • 緩和ケア研修会受講
外科医師 神定 のぞみ
  • 日本外科学会認定外科専門医
  • 検診マンモグラフィー読影認定医(B)
  • がん治療認定医
  • 緩和ケア研修会受講

診療内容 ・ 取り組み

●診療内容

乳房や脇の下のしこりや痛み、違和感、乳房の皮膚のひきつれ、乳頭からの分泌物などの症状や、乳がん検診で精査が必要となった患者さまを対象に乳がんの診断を行います。

一般的な診療の流れは、はじめに視触診、マンモグラフィーや超音波検査を行い、腫瘤をはじめとした病変の有無を確認します。病変が見つかった場合、経過観察をするのか、がんを疑い細胞診や針生検などの検査をするかが選択されます。
また、乳がんが疑われる石灰化病変に対しては、ステレオガイド下での穿刺吸引組織診を行い診断します。

病理検査によって乳がんと診断された場合には、がんの生物学的特性(ホルモンレセプター、Her2タンパクなど)を調べます。それとともに、心臓や肺などの機能をはじめとした全身状態のチェック、乳がんの乳房内の広がり、脇の下のリンパ節転移の有無、肺や肝、骨などの転移の有無が検査され、治療の順序、方法が決定されます。

乳がん以外にも、葉状腫瘍や線維腺腫、乳管内乳頭腫などの腫瘤性病変、乳腺炎や乳輪下膿瘍などの感染性病変も診断、治療しています。


当科では、乳がんに対する手術(乳房切除、温存手術、センチネルリンパ節生検、腋窩リンパ節郭清)のみならず、化学療法、ホルモン治療、分子標的治療にも対応しています。放射線治療を必要とする患者様は当センター放射線科と連携し治療を行っています。
また、乳房切除が必要となる患者様で乳房再建の適応があり、ご希望される場合には、形成外科の協力のもとに、当院で人工乳房による乳房再建も可能です。ご相談ください。


また、看護部ではリンパ浮腫外来、看護外来を通じ、患者さんのお悩みを拾い上げ対応できるような体制を整えていますので、ご相談ください。

今までも、外来での待ち時間が長くご大変ご迷惑をおかけしています。経過観察のみで治療の必要がない患者様は、他の病院、クリニックをご紹介させていただくこともありますのでご了承ください。

症状の無い方の乳がん検診は、クーポンによる市民検診を除き行っておりませんので、ご了承ください。症状の無い方は乳がん検診(市民検診)を受ける様お願い申し上げます。


●臨床試験
臨床試験は新しい薬や治療法の有効性や安全性を、患者様に協力していただき確かめるものです。NPO法人埼玉乳癌臨床研究グループ(SBCCSG)に参加し、臨床試験を行っています。ご協力を御願いいたします。

乳腺外科 担当医表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
担当医 杉山 君塚(紹介)
神定
君塚(紹介)
杉山
神定
杉山
乳がん遺伝相談外来
君塚(第4週・紹介)
※「紹介」は、紹介状をお持ちの患者さまのみの診療となります。 

乳腺外来受診希望の患者様へ

 新病院開院以来、外来患者数が急増しており、診察までの待ち時間が長く、大変ご迷惑をおかけいたしております。2017年1月から3月まで春日部市乳癌集団検診が行われ、さらに患者数の増加が見込まれます。そのため、春日部市乳癌集団検診でカテゴリーIII、IV、Vで再検査、精密検査が必要になった方、および、他院からの紹介患者様に対しては電話での予約を受け、待ち時間が幾らかでも少なくなるように配慮させていただきます。

 つきましては、平日の14時から16時に春日部市立医療センター、医療連携室(048-735-1727(直通)、担当代表:角南(すなみ))にお電話をいただき、乳腺外来の診察のご予約をお取りください。お電話の際には、いくつか質問がありますので乳癌検診の結果もしくは紹介状、診察券(当院受診歴のある方)を手元に置いていただきますようお願いいたします。また、検査の予約は電話ではできません。予約をお取りしても、癌診療の性格上他の患者様の状態、治療の緊急度などにより、待ち時間は長くなることがございますのでご了承ください。なお、今まで通り、乳房のしこり、血液の混じった乳頭分泌など症状のある方は予約なしでも診察可能です。(待ち時間は長くなります。)

 当院では、市のクーポンによる検診を除き、一般の方の検診(一次検診)は行っておりません。症状のない方は、春日部市や民間の乳がん検診を受診してください。

 また、当日にマンモグラフィー、超音波の結果までお話しをするのは、患者数の増加と複数名によるマンモグラフィーの読影で時間がかかるため困難な状態です。当日に結果がわかることをご希望の方は、他院受診し精査していただくことをお勧めします。

乳がん遺伝相談外来

乳がん遺伝相談外来

日本人の乳がんの約5-10%は、乳がんを抑制する遺伝子(BRCA1/2)の異常がある遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)であると言われています。
HBOCの場合、親から子にその遺伝情報が半分の確率で受け継がれていきます。家族やご親戚の方に乳がんや卵巣がんの患者さまが多い場合には、遺伝子の異常を持っている確率が増えます。当院では患者さんご自身やご家族の遺伝性乳がんに対する不安や心配を相談できる外来を開設することにしました。
主治医に、受診の希望を伝えていただきますと、主治医から、担当看護師に連絡させていただき、まずは、乳がんの診断、治療歴や家族歴を始めとする情報収集と乳がん遺伝相談外来(自費)についての説明をさせていただきます。

そのうえで、遺伝性乳がんについての説明やBRCAの遺伝子検査も含めたご相談を行います。今後の治療方針やご家族に対しての不安の解決に繋がれば幸いです。

ご対象者
当院で乳がん、卵巣がんの治療を受けた患者さん本人とそのご家族
ご相談内容
遺伝性乳がん卵巣がんの可能性や遺伝子検査についての説明、今後の治療や検診などについて

相談日時
第4金曜日9:30~12:00(1枠1時間)で2枠
相談時間は、60分を原則とします。
また、完全予約制となりますので、直接来院されても対応できかねますのでご了承ください。

検査費用
専門医師によるカウンセリング料 1時間   10,800円(消費税込み)
遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)検査料   カウンセリング時にご案内いたします
※全額自費となります(健康保険の適用はございません)。担当看護師に料金等をお尋ねください。