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乳腺外科


Department of Breast Surgery

主任部長 君塚 圭

一人ひとりの患者さんに最適な治療を提供する。

副中央診療部長 兼 主任部長 君塚 圭
乳腺外科では、乳房や脇の下のしこりや乳房の皮膚のひきつれ、乳頭からの分泌物などの症状や、乳がん検診で精査が必要となった患者様を対象に乳がんの診断、治療を行います。また、乳がん以外にも、葉状腫瘍や線維腺腫、乳管内乳頭腫などの腫瘤性病変、乳腺炎や乳輪下膿瘍などの感染性病変も診断、治療しています。

ご挨拶

乳がんは、最も女性が発症しやすいがんであり、2019年のデータによると、日本人女性の9人に1人が乳がんに罹患すると報告されています。また、乳がんの罹患率は、食事の欧米化に伴い年々上昇しています。

当院では、患者様にわかりやすい形で医療を提供したいと考え、2014年7月より乳腺外科を標榜しました。また、2016年7月より、春日部市立医療センターとして生まれ変わり、ステレオガイド下の吸引組織生検術、3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)導入、遺伝性乳がんへの対応などもあり、当院での手術件数は増加し、2023年の原発性乳がん手術は 168例を数えました。

当科では春日部市民や近隣にお住まいの乳がん患者様が、遠方に行かなくても地元で標準的な最良の治療が受けられることを目標にしています。

なお、大変申し訳ございませんが、マンパワーの不足から、初期治療を他院で行った後にご紹介いただいた場合、当院で継続して治療することが困難なことがありますことをご了承ください。

診療科の紹介

当科では乳房や脇の下のしこり、皮膚のひきつれ、乳頭からの分泌物などの症状や、乳がん検診で精査が必要となった患者様に、乳がんの診断、治療を行います。当科の特徴は、標準治療(現時点での最良の治療)が、すべてセンター内で完結できる点です。乳房温存手術、センチネルリンパ節生検術はもとより、形成外科と連携する乳房再建術も可能です。化学療法、ホルモン治療、分子標的治療、緩和治療にも対応。乳がん治療は多岐にわたるため、放射線科など他の診療科や看護師などと連携し、チームで患者様をサポートいたします。

取扱う主な疾患

乳がん、葉状腫瘍、線維腺腫、乳管内乳頭腫、乳腺炎、乳輪下膿瘍など。

認定施設

  • 日本外科学会専門医修練施設
  • 日本乳癌学会認定施設

スタッフ紹介

診療科責任者

副中央診療部長兼
外科主任部長兼
栄養科長
君塚 圭
  • 日本外科学会認定 外科専門医、指導医
  • 日本乳癌学会認定 乳腺専門医、指導医
  • 検診マンモグラフィー読影認定医(AS)
  • がん治療認定医
  • 緩和ケア研修会受講

スタッフ

外科部長 深津 裕美
  • 日本外科学会認定 外科専門医
  • 緩和ケア研修会受講
  • 日本乳癌学会認定乳腺認定医
外科医師 杉山 順子
  • 日本外科学会認定 外科専門医
  • 日本消化器外科学会認定 消化器外科専門医
  • 日本乳癌学会認定 乳腺専門医
  • 検診マンモグラフィー読影認定医(AS)
  • がん治療認定医
  • 緩和ケア研修会受講
  • 日本遺伝性腫瘍学会認定遺伝性腫瘍専門医

診療内容 ・ 取り組み

●診療内容

乳房や脇の下のしこりや痛み、違和感、乳房の皮膚のひきつれ、乳頭からの分泌物などの症状や、乳がん検診で精査が必要となった患者様を対象に乳がんの診断を行います。

一般的な診療の流れは、はじめに視触診、マンモグラフィーや超音波検査を行い、腫瘤をはじめとした病変の有無を確認します。病変が見つかった場合、経過観察をするのか、がんを疑い細胞診や針生検などの検査をするかが選択されます。
また、乳がんが疑われる石灰化病変に対しては、ステレオガイド下での穿刺吸引組織診を行い診断します。

病理検査によって乳がんと診断された場合には、がんの生物学的特性(ホルモンレセプター、Her2タンパクなど)を調べます。それとともに、心臓や肺などの機能をはじめとした全身状態のチェック、乳がんの乳房内の広がり、脇の下のリンパ節転移の有無、肺や肝、骨などの転移の有無が検査され、治療の順序、方法が決定されます。

乳がん以外にも、葉状腫瘍や線維腺腫、乳管内乳頭腫などの腫瘤性病変、乳腺炎や乳輪下膿瘍などの感染性病変も診断、治療しています。

当科では、乳がんに対する手術(乳房切除、温存手術、センチネルリンパ節生検、腋窩リンパ節郭清)のみならず、化学療法、ホルモン治療、分子標的治療にも対応しています。放射線治療を必要とする患者様は当センター放射線科と連携し治療を行っています。
また、乳房切除が必要となる患者様で乳房再建の適応があり、ご希望される場合には、形成外科の協力のもとに、当院で人工乳房による乳房再建も可能です。ご相談ください。

また、看護部ではリンパ浮腫外来、看護外来を通じ、患者様のお悩みを拾い上げ対応できるような体制を整えていますので、ご相談ください。

●臨床試験
臨床試験は新しい薬や治療法の有効性や安全性を、患者様に協力していただき確かめるものです。ご協力をお願いいたします。

乳腺外科外来受診希望の患者様へ

 現在、診察までの待ち時間が長く、ご迷惑をおかけしております。これは乳がん患者様の増加や乳がん治療の複雑化により一人ひとりの患者様にかかる時間が長いことに起因しています。大変申し訳ございませんが、丁寧な説明、治療を心がけておりますのでご理解願います。
 また、当院は地域の乳がん治療を担う中核病院であることから、経過観察のみで治療の必要がない患者様につきましては、他の医療機関へご紹介させていただくこともありますのでご了承ください。

※当院では、市のクーポンによる検診を除き、一般の方の検診(一次検診)は行っておりません。症状のない方は、春日部市や民間の乳がん検診を受診してください。
※当日にマンモグラフィー、超音波検査等の結果説明まで行うことは、現在の外来の状況では困難です。診察当日に結果説明までご希望される方は、他の医療機関の受診を勧めします。

乳がん遺伝相談外来

乳がん遺伝子外来

日本人の乳がんの約5-10%は、乳がんを抑制する遺伝子(BRCA1/2)の異常がある遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)であると言われています。
HBOCの場合、親から子にその遺伝情報が半分の確率で受け継がれていきます。ご家族やご親戚の乳がんや卵巣がんの患者様が多い場合には、遺伝子の異常を持っている確率が増えます。当院では患者様ご自身やご家族の遺伝性乳がんに対する不安や心配を相談できる外来を自費診療として行ってまいりましたが、2020年4月よりHBOCのの保険診療が認められたことを受けて、当外来も保険診療となります。乳癌学会より示された乳がん患者様のBRCA遺伝的検査の保険診療の適応は、以下のいずれかの項目に当てはまる場合です。

1. 45歳以下の発症
2. 60歳以下のトリプルネガティブ乳がん
3. 2個以上の原発乳がん発症
4. 第3度近親者内に乳がんまたは、卵巣がん発症者がいる
5. 男性乳がん
また、卵巣がん、卵管がん、および腹膜がんの患者様と、HER2陽性以外の再発乳がん患者様も対象となります。

主治医に、受診の希望を伝えていただきますと、主治医から、担当看護師に連絡させていただき、まずは、乳がんの診断、治療歴や家族歴を始めとる情報収集と乳がん遺伝相談外来についての説明をさせていただきます。そのうえで、医師より遺伝性乳がんについての説明やBRCAの遺伝子検査を含めてご相談を行います。乳癌学会での今後の治療方針やご家族に対しての不安の解決に繋がれば幸いです。また、遺伝学的な解釈の困難な場合などには、埼玉県立がんセンター腫瘍診断、予防科と連携して対応させていただきます。

ご対象者   当院で乳がん、卵巣がんの治療を受けた患者様本人と その家族
ご相談内容  BRCA遺伝子検査の説明とHBOCの可能性や、今後の検査や治療について
相談場所   外科外来
相談日次   第2・4金曜日午後
費用     保険適用あり。担当看護師にお尋ねください。
※完全予約制となりますので、ご注意ください。

ご不明な点は、乳腺外科外来にご連絡ください。

乳がん初期治療後の医療連携について(患者様へお願い)

 近年、乳腺外科外来の患者様は増加する一方で、外来待ち時間が大変長くなり、ご迷惑をおかけいたしております。
 当科では待ち時間短縮のため、春日部市医師会のご協力により、乳がんの初期治療(手術、放射線治療、抗がん剤)が終了し、軽度で比較的症状が安定している患者様を対象に、各医療機関においてホルモン剤の投与などの診療をしていただく連携協力を行っています。
 こうしたことは、健康管理、待ち時間、通院時間のいずれにしましても、患者様にとってもプラスになると考えております。
 ただし、再発チェックとして術後5年までは半年に1度、5年以降10年までは1年に1度当科を受診していただきます。また、投与中にご心配な症状があれば、随時当科で対応させていただきますので御安心ください。
 下記にご協力が得られました連携協力医療機関を掲載しましたので、患者様のご理解・ご協力をお願いいたします。

臨床研究について