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4つの重点医療


公的病院が果たすべき使命を事業化する

春日部市立医療センターは、地域で不足している専門的、かつ重要度の高い領域の医療活動を重点事業として注力いたします。特に、必需性がきわめて高いにもかかわらず、市内での取扱い割合が低くなっている小児医療と周産期医療。また、地域での救急車の受入れ体制が十分だとは言えない救急医療。さらに、想定される減災活動の一環として、今後の極めて重要な課題となる災害時医療。
こうした、民間では充分なかたちで事業として成立させることが困難な領域での医療活動強化は、強く公的病院に求められる使命です。これら4事業に積極的に対応していくために、先進的な設備や医療機器の導入、患者受入れ体制の強化に加えて、春日部市の医療政策の新しい連携拠点として機能することは、春日部市立医療センターの中核的な存在意義となるものと想定されます。

周産期医療

春日部市内での周産期医療体制の強化が求められる状況下において、当センターでは、通常分娩に加えてハイリスク分娩や低出生体重児にも対応します。なお当センターは、令和5年7月14日、埼玉県から「地域周産期母子医療センター」に認定されました。
地域周産期母子医療センターとは、産科及び小児科(新生児診療を担当)等を備え、ハイリスク妊婦の出産対応から、極低出生体重児を含む1,000g以上の新生児の受け入れ等、母体や胎児、新生児に対する比較的高度な医療を提供できる施設です。

  1. 合併症を伴うハイリスク分娩に対応する専門医療を実施
  2. NICU(新生児集中治療室)6床、GCU(新生児継続保育室)6床を設置し、重篤患者にも対応
  3. 産科と小児科が共同して高度な医療を提供(地域周産期母子医療センター)

NICUの保育器内での低出生体重児の看護

NICUの保育器内での低出生体重児の看護

小児医療

当センターは小児科の入院機能を持った医療機関で、周産期医療でも紹介しましたが小児入院医療の中核として体制を整備してきました。この間、小児の救急搬送については搬送件数の約8割を受入れている状況であり、引き続き受入体制の充実を図ります。
  1. 患者の病態に応じて、観察が必要な患者様にはスタッフステーションの前には個室、病状が安定した患者様には4床室を整備
  2. 感染症に対応した病室を整備
  3. プレイルームの設置など療養環境の向上

プレイルーム

市の応援キャラクター

「クレヨンしんちゃん」も患者をアシスト

救急医療

救急搬送件数の増加に伴い、救急の受入体制の充実が求められており、春日部市としての救急医療の強化は必須事項です。当センターでは手術部門や救急部門の拡充により、高度で専門的な救急医療体制を整備します。
  1. ER型救急の導入による、より多くの救急患者様の受入体制の整備
  2. 簡単な手術に対応できる処置室を救急部門に整備
  3. インフルエンザパンデミックにも対応した救急部門と感染症病床の新設

ER 救急車搬送口

救急外来

災害時医療

当センターでは、大規模震災時にも支障なく医療活動ができるよう、免震構造による耐震安全性の確保を図るとともに、多数の傷病者の受け入れに対応できるスペースの確保など、災害時の医療活動の拠点として機能強化を図ります。
なお、令和5年12月に埼玉県より「災害時連携病院」に指定されました。今後は、災害時における地域医療のさらなる充実に努め、「災害拠点病院」を目指します。
  1. 免震構造による耐震安全性の確保
  2. 電源の多重化やガス発電設備による停電時の主要電源の確保
  3. 多数の傷病者の受け入れに対応できるスペースの確保、医療ガス等の配管
  4. 災害派遣医療チーム「埼玉地域DMAT」の保有