看護外来について

春日部市立医療センターでは、平成21年4月1日より看護外来を開設いたしました。全て予約制となります。当センターの認定看護師・看護師・助産師が専門的知識、技術を用いて外来患者さまやその御家族の相談内容に応じて自己管理に必要な指導・支援を行います。生活を送る上で、お困りな点やより心地良くお過ごし頂けるようお手伝い致します。

予約について

当センターに外来通院中の方に限ります。
*ストーマケアは他院で造設した方は紹介状持参で担当科の受診後になります。


※相談外来が確定している場合は、その旨をお伝えください.オペレーターが担当者へおつなぎいたします。
※相談外来が確定していない場合や担当科が分からない場合は、病院オペレーターが患者支援センターにおつなぎ致します。
そこで担当科を決定し、ご予約ください。
※相談内容から診察を必要と認めた場合は、医師の診察を受けていただく場合がございます。ご了承ください。

看護外来を受診される方へ

当センターでは、10の分野の看護外来を開設しております。

※相談分野によって一部有料(保険診療)となります。

更年期症状による悩み相談

 「最近、ほてりがあって人前に出るのが心配」「やる気が出なくて眠りも浅くて・・・」といった疑問や不安の相談にのります。メノポーズ(閉経)カウンセラーが対応し、症状に見合う対処法を一緒にお考えします。ご自分での対処が可能なのか、医師の介入が必要なのかを判断し、いきいき前向きにお過ごし頂けるようお手伝い致します。

ストーマケア

 これからストーマ(人工肛門)を造設される方、ストーマを持って生活される方にストーマのケア方法や日常生活への疑問や不安に対応させて頂きます。
数年前にストーマを造設された方でお困りの方、他院で造設された方も紹介状をお持ちいただければ対応可能ですのでご相談ください。

がんと診断された方への心と身体の相談

 当センターは、地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、あらゆるがん種に対する包括的ながん診療を提供しております。
 がんと告知されるとき、或いは告知された時に生じる「これからとても不安…」といった心のサポートや「抗がん剤治療の副作用って?」 「毛が抜けたり爪の色が変わってきた、人前に出たくない」といったアピアランスケア(外見変化に対するケア)への悩みや不安に対応致します。

リンパ浮腫ケアと相談

 リンパ浮腫とはリンパ液の流れが悪くなり、皮膚または皮下にある表面に近いリンパ管にリンパ液が溜まる状態をいいます。乳がんや子宮がんの手術後にリンパ浮腫を発症された方へのスキンケアや対処方法について対応させて頂きます。「マッサージってした方がいいのよね?」「できるだけ力を入れた方がいいのかしら?」といった疑問やスリーブ(弾性包帯やストッキング)の装着方法についてご相談に応じます。

フットケア

 糖尿病を患っている方で、足のケア(フットケア)に対応させて頂きます。糖尿病の三大合併症のうちの一つに糖尿病性神経障害があります。神経障害により足がしびれたり感覚が鈍くなり小さな足のトラブルが重症化することもあります。炎症や循環状態のチェックなど生活していくうえで注意が必要な点について対応させて頂きます。

スキンケア(床ずれ、オムツ、失禁ケア)

 寝たきりになったり、車いすを利用していると床ずれになりやすくなるため、予防する必要があります。オムツの当て方やかぶれの予防など疑問や不安に対応させて頂きます。介護する側、される側の負担を少しでも楽になるように支援させて頂きます。

自己導尿

 自己導尿が必要になった方への疑問や不安に対応させて頂きます。前立腺肥大症や膀胱の機能が低下した場合、尿道が狭くなり尿が出にくい方が、自分で尿道に管を入れて定期的(1~7回/日)に尿を出す方法です。正しい手技で定期的に尿を排出することで膀胱の機能が保たれます。安心してお過ごし頂けるようお手伝い致します。

禁煙相談(休診中)

 タバコには、約4000種類の化学物質が含まれていてそのうち2000種類の有害物質が含まれている(喫煙と健康問題に関する検討会「喫煙と健康」保健同人社2002より)といわれています。喫煙は患者さまご自身や周りの方へ多くの被害をもたらします。「今まで禁煙できなかった」「手術前に禁煙って言われた」など、禁煙のタイミングや方法を一緒に考え、今後健康でいられるようお手伝い致します。

嚥下機能(脳梗塞後、肺炎を繰り返す方)

 日頃、むせたり飲み込みが悪くなったと感じている方、脳梗塞後に肺炎を繰り返している方への疑問や不安へのご相談に対応致します。
介護しているご家族の不安や注意点など生活していく上で特に留意した方が良い点について一緒に考えていきます。

医療安全

 「医療安全」とは、医療の安全と信頼を保証し、患者さまを守るためのものです。医師からの説明内容やその他医療全般で不安や疑問に対応させて頂きます。
「医師から説明されたけど十分に理解できなかった」「どこに相談すればいいんだろう」といった疑問に対し患者さまと当センターがより良い関係が築けるようお手伝い致します。

感染症対策

 感染症は細菌ウィルス、真菌(カビ)などの微生物が原因となって発症します。免疫機能が正常であれば微生物が体内に入り込んでも発症しませんが、がんの治療や病気の影響により、免疫機能が低い状態にあると罹患します。
感染症にかからないために手洗いやマスクの着用など注意するべき点について対応させて頂きます。