妊娠中の方へ

産科外来のご案内

入院からご退院までの基本的な流れです。お産の兆候が見られてから、ご家族と一緒に新しい命を迎えるまでの各ステージを安心して過ごせるよう、スタッフが24時間体制でサポートします。

  1. お産の始まり
    (陣痛・破水など)

    入院の目安となるのは、規則的な陣痛・破水・出血(おしるし)などの症状が見られたときです。当センターへ電話のうえ、ご来院ください。詳細については外来助産師から説明させていただきます。

    048-735-1261(内線 8908)

  2. 入院してからのサポート

    出産で入院となると、LDR(陣痛・分娩・回復室)に入室します。LDRでは、助産師が分娩の進行状況を確認しながら、産婦さんが安心してお産に臨めるようサポートを行います。

  3. ご出産

    大切な新しい命が誕生する特別な瞬間には、産科医と助産師が立ち合い、安全を最優先にサポートします。経腟分娩はもちろん帝王切開や医療的介入が必要な分娩にも24時間体制で対応しています。産婦さんの思いを尊重しながら、安心してお産に臨める環境づくりに努めています。

  4. 産後の経過・入院生活

    出産後のお母さんの身体と心の回復を支えながら、授乳や育児、沐浴などの指導を通して、一人ひとりのペースに合わせたケアを行っています。母乳育児については、ご希望に応じてサポートを行い、退院後の生活を見据えた支援にも取り組んでいます。また、退院後も安心して子育てを続けられるよう、地域との連携を大切にしています

    経腟分娩の場合

    出産後
    1日目

    沐浴指導 母児同室開始 
    シャワー開始

    診察

    随時 育児指導 退院指導
    (火曜日・金曜日:希望者は調乳指導)

    2〜3日目

    育児指導 退院指導
    (火曜日・金曜日:希望者は調乳指導)

    4日目

    血液・尿検査 祝膳 
    経産婦は退院診察

    聴力検査

    5日目

    経産婦は退院 初産婦は退院診察

    先天性代謝異常等検査 経産婦の退院に合わせて退院診察後に退院

    6日目

    初産婦は退院

    初産婦の退院に合わせて退院診察後に退院

    帝王切開の場合

    手術後
    1日目

    点滴 食事開始 体調に応じて歩行・母児同室の開始 体拭き

    診察

    2日目

    点滴 体拭き 
    体調に応じて沐浴指導

    3日目

    シャワー開始
    随時 育児指導 退院指導
    (火曜日・金曜日:希望者は調乳指導)

    4日目

    聴力検査

    5日目

    先天性代謝異常等検査

    随時 育児指導 退院指導
    (火曜日・金曜日:希望者は調乳指導)

    6日目

    血液・尿検査 祝善

    7日目

    傷の確認

    8日目

    退院診察

    9日目

    退院

    退院診察後に退院

  5. ご退院

    お母さんと赤ちゃんの健康状態を確認したうえで、これからの育児に向けたアドバイスを行い、安心してご退院いただけるよう支援しています。

    • 午前中の退院になります

妊婦健診スケジュール

週数の目安 当センターでの健診
妊娠数週 当センターでの健診
妊娠初期~
23週まで

4週間ごとに受診していただきます。予定日が決定したら、妊婦初期検査を行います。

  • 状況により診察の回数が増えることがあります。
16週〜29週頃 4週間に1回の定期健診(順調な経過の確認)
妊娠24週~35週 2週間ごとに1回の定期健診となります。
妊娠36週~
出産まで
1週間ごとに1回の定期健診となります。

里帰り分娩を希望される方の流れ

16週頃までに医師の診察を受けて、32週から里帰りして当院で妊婦健診をお受けください。

ハイリスク分娩・合併症妊娠への対応

産婦人科主任部長 兼周産期母子センター長 山本 樹生

地域周産期母子医療センターとして、妊娠高血圧症候群、切迫早産、多胎妊娠、合併症妊娠などのハイリスク妊娠・分娩に幅広く対応しています。産科医と小児科医が24時間365日体制で緊密に連携し、母体と胎児の状態を専門的に管理するとともに、緊急時にも迅速に対応できる体制を整えています。また、NICU・GCUを備えており、出生直後の赤ちゃんに必要な専門的治療をその場で行うことができます。お母さんと赤ちゃんが安心して治療や出産に臨めるよう、最善の医療提供に努めています。

さらに、NICU(新生児集中治療室)やGCU(回復治療室)を各6床完備し、生まれた直後の赤ちゃんの専門的な治療もその場で行うことができるため、すべてのご家族に確かな安心をお届けします。

出生前検査のご案内

NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)

母体から採血した血液を用いて、赤ちゃんの特定の染色体疾患(21トリソミー、18トリソミー、13トリソミー)の可能性を調べる検査です。妊娠初期(10週以降)から行うことができます。

クワトロテスト(母体血清マーカー検査)

母体の血液中の4つの成分を測定し、赤ちゃんが特定の先天性疾患(ダウン症候群、18トリソミー、開放性神経管奇形)である確率を算出するスクリーニング検査です。

羊水検査

お腹に細い針を刺して羊水を採取し、赤ちゃんの染色体や遺伝子の異常を確定的に調べる検査です。通常、妊娠15〜18週頃に行います。

無痛分娩のご案内

産婦人科主任部長 兼周産期母子センター長 山本 樹生

当センターでは、お産の痛みを和らげ、リラックスして出産に臨んでいただけるよう、麻酔科医との連携による無痛分娩(硬膜外麻酔)に対応しています。

自然な陣痛を待ちながら行う方法や、計画的に入院して行う方法など、妊婦さんのご希望やお体の状態に合わせて最適な方法をご提案します。

詳しい対象条件や安全性への取り組みについては、妊婦健診時にお気軽にお問い合わせください。

分娩室(LDR)のご紹介

陣痛(Labor)、分娩(Delivery)、回復(Recovery)をすべて同じお部屋で過ごせるLDR室を完備しています。
お産の進行に合わせてお部屋を移動する負担がなく、ご家族の立ち会いのもとで、ご自宅にいるような温かい雰囲気のなか、リラックスして出産を迎えることができます。

産科用デイコーナーのご紹介

入院中の妊婦さんや産後のお母さんが、ホッと一息つける開放的なリフレッシュスペースです。大きな窓から自然光が差し込む明るい空間で、ご家族とのご歓談など自由にご利用いただけます。